昭和第一学園高等学校
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校長だより

学校再開1ヶ月です
2020年07月01日

 学校が再開して、一月が経ちました。生徒達は少しずつ学校生活に慣れてきたようです。登下校時、あるいは校内から聞こえてくる生徒の笑い声、教室からの教員の声、部活動、どれもそこだけを切り取れば、「日常だ」と安心します。

 しかしながら、いったんは落ち着いたと見えた「脅威」はここに来て再びその爪を研ぎ澄ましているかのように感じられます。気を抜かず「新しい生活様式」を意識していきたいものです。

 また、ここ数日間の生徒達を見ていると、少々疲労感が漂いはじめた気がしています。ここまでの約3ヶ月に及ぶ休校の影響の一つでしょう。けして無理をせず、心と身体を大切にしてもらうことも併せてお願いしたいところです。

 さて、コロナ禍においてはこれまで、我々は多くの犠牲を払ってきました。しかし、これからは必然的に変化を求められる場面に出会うことが多くなることは間違いありません。これまでの価値観を見直す必要が出てくるということをあらためて感じています。コロナ流行を堺に、私達は新しい価値観の世界へ出発しなければならないのだということです。

 コロナの影響で学校は突然休校になりました。ほとんどの人が、これほどまでになるとは思わなかったはずです。同時に日本の学校が、いかに対面式授業に依存する体質であったかが浮き彫りになったと思います。教育は10年先をめざすもの、という考えに立てば、今回のコロナは10年先(もっと近未来かもしれません)の世界のあり方を垣間見させてくれました。

 教育現場の取組は、コロナで話題になった「三密を避ける」という動きで加速するでしょう。密閉や密室を除くことは、「空間の拡大、教室の消滅」であるかもしれません。どこでも学ぶ場、学べる場の環境作りが大切です。密集では、「人間関係の拡大、最低限の距離の存在」が意識され、小人数の学びや小集団の学びが必要とされます。極論を言えば、最終的には学校という形態にとらわれない教育ができあがることも考えられるかもしれません。

 今後はさらに、あらゆる生徒に学習を保障し、社会で生きる力をつける教育が求められます。ICTを活用した学習など、新しい物は従来の生活を変えてしまう恐れもありますが、使いこなす方法を考えさせる点では必要なものであると思います。大人も子供も大きく変わらなければならないタイミングだと思っています。