本日、無事2学期終業式を終えることが出来ました。昭和第一学園に関わっていただいた全ての方に感謝申し上げます。
本日の終業式挨拶で次のようなことを生徒に伝えました。
2学期は、始業式から今日まで88日間という長い学期でした。学校生活が少しずつ通常となってきたとはいえ生徒の皆さんには多くの不便をかけましたが、学習、行事、生徒会活動、部活動など様々な場面でそれぞれの体験ができたと思い、うれしく思っています。皆さん自身の総括はいかがですか。計画通り過ごし達成感を得た人、やり残したことがあって、来学期こそは、と思っている人など様々な思いがあることでしょう。スポーツの大会など徐々に開催され、皆さんの中にも新人戦など参加し、有意義に過ごした人もいるでしょう。
ここで皆さんにあらためて問いかけます。
今学期の学校生活を通じて、本校の目指す生徒像に一歩でも近づけていますか。「仲間と協力して物事を進めてきましたか」「自ら考え行動を起こしましたか」「目標が見つかりましたか」
今一度今学期のまとめとして各自考えてみてください。
話は変わりますが、先日テレビのスポーツ中継で優勝選手へのインタビューでその選手が、「応援が力になりました。」と話していました。何かことを成し遂げるためには他者の協力(応援)が大事だと、あらためて感じました。皆さんにも同じように、家族や友達、先生方といった応援団がいます。そのことは忘れないで欲しいと思います。
さて、3年生の皆さんは、3年間の高校生活を完全燃焼するため、進路実現を目標に励み、過ごしてきました。既に一部の人は、進路も決定し、卒業後の準備に入っています。現在までの合格内定者は大学短大179名、専門学校109名、就職8名となっています。進路が決まったからといってもゴールではありません。学び続けることが大切です。また、これから共通テスト、一般受験という人は、人生の関門に立ち向かうため追い込みに入っているでしょう。体調を整えながら、価値ある、悔いのない冬休みを過ごしてください。
2年生の皆さんは、3年生から部活動、生徒会活動などを引き継ぎ、学校の中心となって頑張ってくれています。学校の新しい生活様式を意識し、より皆さんの高校生活が意義あるものとなる様ぜひ、リーダーシップを発揮するのと同時に1年後の進路決定に向けた本格的な始動をお願いしたいと思います。また、3学期2月末には修学旅行が予定されています。情勢は予断を許しませんが、体調など万全を期して下さい。
1年生は、高校での一通りの生活を体験し、学校生活にも慣れ、自分の居場所を見つけつつあってくれるとうれしいと思います。今後も、自分の目標を確かなものとしながら、実現に向けて努力をしてください。
さて、本校は今年創立80周年を迎えています。この記念事業として、生徒会行事、記念品作成などが現在進行中です。また、1600人収容の講堂兼体育館建設も予定されていて、明日22日より工事に入ります。場所は現在の中庭とハンドボールコートの区画です。完成予定は2022年2月となります。工事期間中は何かと不便をかけると思いますが、安全と学習に配慮して進めていきますので協力をお願いします。特に2,3年生の駐輪場所が変わります。確認をして下さい。
最後になりますが、「一年の計は元旦にあり」という言葉があります。これには、諸説ありますが、一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり、十年の計は樹を植えるにあり、百年の計は子を教えるにありとの代表的な一句であって、計画は早い時期に明確に立てることが大切であることを示していることわざです。
日本では、1年の終わりから新年にかけて除夜の鐘を打ち、百八つの煩悩を消滅させ、新たな年への期待と願いを込めるという習慣があります。この大晦日から新年にかけての伝統は、私たちの1年間を振り返り、新しい年に思う夢と希望を確認し、その実現に取り組もうとする厳粛な場面を作ってくれています。
皆さんには、1年の冒頭に希望や目標を明確にしてほしいと思います。自分の限界を自分で決めず、あきらめることなく精いっぱい取り組んでください。皆さんには、限りない可能性があるのですから。
そして、ご家族のみなさんと、行く年を振り返り、来る年への思いを語り合う機会を持って欲しいと思います。では、これからも感染症対策を徹底しながら1月8日には、元気に登校してきてください。少し早いですが、よいお年をお迎えください。
以上