特別選抜コース1期生普通科2年1組 大竹 優輝くん
実用英語技能検定準1級合格
当初特別選抜コースでは、高校3年生秋の英語準1級合格を目指していましたが、
この度予定より1年早く2年生秋に見事合格いたしました。
特別選抜コース2年1組 英検準1級 合格者 1名
英検 2級 合格者 13名
特別選抜コース1年1組 英検 2級 合格者 3名
英検準2級 合格 者 7名
今後も生徒たちの活躍を随時ご報告いたします。
準1級合格の大竹君(左)と担任の石川先生(右)
特別選抜コース2年1組のみんな
2019校長だより№17 体育祭に思うこと
2019年10月8日 校長 森田 勉
昨日10月7日(月)に 創立79周年 令和元年度体育祭 が行われました。4日(金)に行われる予定でしたが、悪天候やグランド状態不良によりこの日に順延されました。昨日は好天に恵まれての挙行となりました。近隣の皆様には、朝早くから閉会式まで、放送や音楽、そして生徒の歓声などでお耳を煩わせたことと思います。皆様のご協力をいただきまして、終了することができました。この場を借りて感謝申し上げます。どうも有難うございます。
本校の体育祭は文化祭とあわせて菊葉祭と称しています。つまり、先月の文化祭に続き、体育祭は言わば菊葉祭の後半戦ということになります。今年度の菊葉祭のテーマは『令和元年がんばんねん~この菊葉祭おもしレイワ~』でした。このスローガンには、生徒みんなで頑張って、ともに楽しみながら成長していく、といった願いが込められているものと私は考えています。その意味では、昨日の体育祭では、その精神が随所に見られ、多くの者が主体的に仲間とともに楽しく協働して取り組んでくれました。その点は高く評価しています。
熱い気持ちが沸くリレー競技、整然とした形で終始できた騎馬戦、授業の成果が出た女子のダンス、そして創造性豊かなパフォーマンスを発揮してくれた応援合戦等々、あげればきりがありません。生徒のみなさんの熱い情熱や思い切り発揮する実行力は見ていてとても頼もしく感じ、愉快な気持ちになりました。やはり生徒の持っている能力は大きいものがあると、と実感できました。
先月の文化祭や昨日の体育祭を通して、それぞれが大きく成長できたと確信しています。生徒のみなさんにはそこで得られたものは一体何であったのかをしっかりと振り返っておいてください。ただ楽しかった、という感想を越えて、この体育祭を通してどういう点が成長できたのか、ということをしっかりと説明できるようにしてほしいと思います。グローバル時代にあって、異なる文化や価値観を持つ人に対して、そうしたことをしっかりと説明できる力がこれからの社会で求められるからです。だからこその課題だと思ってください。そして、今後の学校生活ひいては人生に活かしていってほしいと願っています。
大きな学校行事というものは、個々人が責任ある行動を全うし、その行動の歯車がかみ合って成功へと結実するものと考えます。今、日本中が盛り上がっている、ラグビーの世界でよく言われる格言「One for All, All for One」の精神にも通じるものがあります。
最後に、私が感じている課題をお伝えしておきましょう。
一つ目は、昨日も、残念ながらけが人が数人出ています。ルール順守、フェアプレイの精神、そして熱い気持ちをクールな理性でコントロールする等、これらがしっかりできていても競技それ自体に内在する危険性があるものです。今後は、さらにその点を突き詰めていき、けが人が出ないように常に努めていってほしいと願っています。
二つ目は、生徒の皆さんの「主体性」をもっと前面に出していけるようにさらに工夫をしてほしいということです。昨日の体育祭でも、先生方の力を借りなければ実行できない場面がかなりあったと思います。「自分たちの体育祭」「生徒会行事の体育祭」と自信を持って言えるような生徒のかかわり方をもっと考えてほしいと思っています。生徒のみなさんにはそれができると信じています。
本日、10月7日(月)体育祭を実施いたします.
2019年度体育祭
今年もブラスバンド部の演奏で開会です。
校長挨拶
保護者の会挨拶
生徒会会長挨拶
競技上の注意
選手宣誓
表彰式
閉会
10月1日(火)都民の日と10月5日土曜日は文化祭振替休日にともない休校となります。
つきましては、証明書の発行等窓口業務も休業とさせて頂きますことを承知おき下さい。
令和元年9月24日(火)
2学年保護者のみなさまへ
昭和第一学園高等学校
校 長 森田 勉
進路指導部長 池田良郎
大学入試改革の現状と外部検定試験の受験に関する説明会実施のご案内
秋分の候、保護者のみなさまにおかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。また、日頃より本校の教育にご理解ご協力をいただき厚くお礼申し上げます。
さて、すでに本年5月に実施した「保護者対象進学説明会」でもお話ししました通り、本年11月に大学入試英語提供システム共通ID発行申込が始まります。また、英語外部試験の中でも実用英語技能検定(以下、英検)に関して、特に「英検S-CBT」方式では予約申込が必要との発表が7月になされ、すでにそれが始まっています(第1回の予約申込期間は 10月7日(月)まで)。
本校では過日9月11日(水)に「生徒対象進路説明会」において、試験概要等を生徒に説明していますが、その後英検協会から追加された発表もあることから、現段階までの情報を入試改革の現状と合わせて整理しお伝えしようと考えています。
そこで、急きょではありますが、大学入試改革の現状と英検を中心とした外部検定試験受験に関する保護者さま向けの説明会を実施いたします。お忙しい中とは存じますが、お時間の許す方は是非ともご参加いただきますようお願い申し上げます。
記
日にち 令和元年9月28日(土)
時 間 ◎ 普通科1組~普通科7組の保護者の方
受付開始 12:45~ 説明時間 13:00~13:50
◎ 普通科8組~普通科14組および工学科の保護者の方
受付開始 13:40~ 説明時間 14:10~15:00
受付場所 新館1階ホール
※ 席に限りがございます。場合によっては立ち見となることもありますので、ご了承ください。また、恐れ入りますが、一家族お一人までの参加とさせていただきます。ご理解ご協力をお願いいたします。
以 上
参考HP
・英検S-CBTに関するHP http://www.eiken.or.jp/s-cbt/
・文部科学省大学入試英語ポータルサイト http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/koudai/detail/1420229.htm
2019年度 菊葉祭 9月21日(土)と22日(日)の2日間で開催されます。
〇菊葉祭(1日目)
〇夕楽祭
当初、雨との予報でしたが、第1日目は特に雨に降られることなく無事に終わることができました。
今年も文化祭の季節になりました。
楽しい催しものを沢山用意してお待ちいたしております!
開催日 9月21日(土)・22日(日)
開催時間 AM9:00~PM3:00
学校説明会も行っています。 詳細は下方をご覧ください。
皆様のご来校をお待ちいたしております!
下記期間におきまして食堂の開放をいたします。
勉強等で利用する生徒は下記の解放日時を確認して利用してください。
本校卒業生の 青 雅俊(H30年度卒、中央大学1年)が世界男子ジュニア選手権のハンドボール日本代表メンバーとして活躍中です。今後は、スペイン、スロベニア、セルビア、チュニジア、アメリカ代表との1次リーグが控えています。本校卒業生の今後の活躍に期待です。
4月27日土曜日は生徒臨休日(自宅学習)にともない休校となります。
本日、新2年生の特別選抜クラスの生徒達が、3ヶ月間に渡ったターム留学を終えて無事に帰国しました。
空港に着いたのは夜にもかかわらず、疲れを見せずに充実した笑顔を見せてくれました。
この3ヶ月間で経験したことは、これからの生活の中で多いに生かしてくれることでしょう。
本当におつかれさまでした。そして、おかえりなさい。
学級閉鎖のお知らせ
下記のクラスでインフルエンザによる学級閉鎖が決定しましたので、お知らせします。
対象クラス 普通科1年12組
期間 1/28(月)~ 2/1(金) 5日間
*2/2(土)通常授業
学級閉鎖期間中は、外出を控えて自宅に待機し、課題等学習をして下さい。また、予防のためうがい、手洗い、マスク、部屋の換気を忘れずに予防に努めて下さい。
以上
対象クラス 普通科1年2組 ・ 5組
期間 1/25(金)~1/28(月) 4日間
*1/29(火)通常授業
明日1月26日(土)に予定しておりました「普通科1年合唱祭」は、インフルエンザ拡大感染により中止となりました。
尚、該当学年保護者の皆様にはお子様を通じて、通知を配布いたしましたのでご確認ください。
11月4日(日)に、立川市子ども未来センターにて行われた高校生世代ミーティングに本校の生徒会役員2名が参加しました。本校以外にも、立川市の複数の高校の主に生徒会の生徒達が参加しました。
前半は、立川市の職員の方から市の概要を聞いて、高校生の視点で立川市が「こんなまちになるとうれしい」というイメージをもって、市の魅力や課題、アイデアを高校生の視点でまとめる作業をしました。後半には、前半でまとめたものから、各自でこれはというものを1つ選んで、立川市長に訴えました。市長は各生徒の訴えや意見に丁寧に答えてくださり、本校生徒含めどの生徒にとっても貴重で多くの学びのある時間になりました。
天候の影響により、9月27日(木)に体育祭予行が行えなかった為、
10月5日(金)に予定されていました体育祭は中止となります。
従いまして、10月5日(金)は平常授業となります。
本館3F クラス展
本館4F クラス展
本館5F クラス展
平成30年9月22日(土)菊葉祭(文化祭)の様子②
学校説明会、工学科展、部・同好会、特別展、夕楽祭
夕楽祭も終わり1日目無事終了です。
2日目 招待試合 演武会
平成30年9月22日(土)菊葉祭(文化祭)の様子
オープニングセレモニー・模擬店・受付
9月22日(土)、23日(日)菊葉祭(文化祭)を開催致します。
開催時間は両日とも 9:00~15:00となります。
皆様のご来校をお待ちしております。
プログラム表紙
プログラム、イベント案内ページ
本校売店で実施しておりました、西武バスの定期券発売が
2018年7月31日をもちまして終了となります。
8月1日以降定期を購入されるご家庭におきましては、下記の案内を
ご覧いただきご購入いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
ホームページ → スクールライフ → 生徒会・クラブ活動に
各クラブの基本活動計画を掲載しておりますので、お読みください。
「東京都子どもを受動喫煙から守る条例」
「東京都子どもを受動喫煙から守る条例」が本年4月1日から施行しました。この条例における関係機関等には、「学校」も含まれております。つまり、本校は率先して子どもの受動喫煙の防止に取り組まなければならない立場にあります。
本校は、指定場所(当面)以外は全面禁煙でありますが、来校される前に近隣地域でたばこを吸う人が見られます。近隣の皆様の生活の場所、道路や公園なども含め、教職員をはじめ、保護者・業者の皆様においては本条例を強く認識することが必要です。
昨年から今月にかけて、近隣の皆様から苦情をいただいておりました。条例の施行もありますが、今後、近隣の方々からの苦情がなくならない場合には、本校としてさらなる対策を取らなくてはなりません。この点を十二分にご理解いただけますようお願いいたします。
生徒・子どもたちが、安心して暮らせる学校・地域となることを願っております。
事務長 松本 禎之
本校卒業生、利根川公紀君(普通科2015年3月卒業生・法政大学)
第3回アメリカンフットボール大学世界選手権大会へ代表選手として出場が
決定しました。
ご活躍をお祈り致します。
2018年4月17日
平成30年度 体育部の活動に関する方針
昭和第一学園高等学校 校長 森田 勉
はじめに
本年(2018年)3月、スポーツ庁から『運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン』が告示された。これは、生徒にとって望ましいスポーツ環境を構築するという観点から作成されたものである。この背景には、指導者の熱意や保護者の願い、そして生徒自身の強い向上意欲が相まって、練習時間が長時間に及び、生徒の心身を疲弊させ、生徒の健全な成長を阻害している現状がある。また、昨今問題となっている運動部(本校では体育部)顧問教諭の長時間労働問題とも無関係ではない。
クラブ活動には教育的意義が十分にある。それは、生徒が、(授業とは違って)「やりたくてやっている」感がある、すなわち、「うまくなりたい」とか「強くなりたいとか」等の向上的な意欲要求があり、その上で努力を積み重ねた結果として「上達する」という感覚を体得できること、また、年間幾度かある大会等を通して、自己評価と社会評価を一致させていくプロセスを経験し、精神的な強さを獲得できることなど、多くの意義(後掲)がある。
しかし、その意義は認めつつも、スポーツ庁がこの時期に『ガイドライン』を発信した重みを真摯にとらえ、本校のクラブ活動、とりわけ体育部活動に関して、『ガイドライン』の趣旨に沿った方針をここに策定するものである。各クラブ顧問は、この方針に沿って、本校の教育課程との関連を図りながら、合理的でかつ効率的な活動を工夫し、活動日数と活動時間の具体的削減を目標として、活動計画を作成することを求めたい。
新たなクラブ活動指導のモデルを創造する気概を持って作成してほしいと願っている。そのことが、クラブ活動の教育的価値をさらに高めることにつながるものと確信する。
1、基本方針…教育的意義を具現化するためにクラブ活動の適切な指導を実施する。また、
その研修に積極的に参加する。合理的でかつ効率的・効果的な活動を推進する。
(1)適切な指導の実施
● 体育部顧問は、技能や記録の向上といった生徒の目標が達成できるよう、各競技種目
の特性を踏まえた科学的トレーニングを積極的に導入し、適切な休養を摂りながら、
短時間で効果が得られる活動を研究、工夫して実施する。
● 体育部顧問は、体育部活動の指導において、生徒の安全・安心の確保を徹底する
(安全点検の徹底、スポーツ障害・バーンアウトの予防、体罰の根絶、女子への指導
に係る正しい理解等)。
(2)適切な指導の研修
● 各種スポーツ競技の国内統括団体が主催する「指導法」や「科学的トレーニング」な
どの研修会に積極的に参加し、常に研鑽する。
● 各種スポーツ競技の国内統括団体が作成する指導手引を活用して、各競技種目の特性
を踏まえた合理的でかつ効率的・効果的な活動を実施し、技能や記録の向上等を図る。
2、実践課題…教育的意義を具現化するためにクラブ活動の練習日数及び練習時間の見直し
を1学期中に図る。適切な休養日等の設定と年度の 『基本活動計画』及び『活動実績報
告』を校長へ提出する。
● 学期中は、原則として週当たり2日以上の休養日を設ける。(平日は少なくとも
1日、土曜日及び日曜日は少なくとも1日以上を休養日とする。週末に大会参加等
で活動した場合は、休養日を他の日に振替える。)
(例)
★ウィークディの5日間を活動日としている部は、原則として1日休養日を設定する。
★土日に活動日としている部は、原則として、どちらかを休養日に設定する。
★土日を休養日としている部で、大会等で活動した場合は、原則として翌週のウィー
クディに振替休養日を必ず設定する(そのことを言明する)。
● 長期休業中は、学期中の休養日の設定に準じた扱いを行う。また、生徒が十分な休養を
とることができるとともに、部活動以外にも多様な 活動を行うことができるよう、
原則として1週間以上の休養期間(オフシーズン)を設ける。
● 原則として、1日の活動時間は、長くとも平日では2時間程度、学校の休業日(学期
中の週末を含む)は3時間程度とし、できるだけ短時間 に、合理的でかつ効率的・
効果的な活動を行う。
● 各体育部顧問は、年度初めに上記時間帯等を明記した『基本活動計画』を策定し、5月
末日までに生徒指導部を通じて校長に提出する。また、年度終了後に『活動実績報告』
を同様に提出する(3月末日まで)。(これらの『計画』と『報告』はホームページ等
で公表することが校長に義務づけられている)
※『基本活動計画』『活動実績報告』は、生徒指導部が近くフォーマットを作成し、
先生ネットに掲示するので、それを各顧問は利用する。
※『基本活動計画』には、活動方針、活動日時、休養日及び参加予定大会日程等を盛り
込むこととする。
3、検討課題
● 上記課題を実践していくうえで抽出される諸課題。実践を重ねながら、よりよい形を創
り上げていく。
● コーチ(外部指導員)設置に係る課題(責任の範囲。手当。研修。配置クラブ等)
● その他
本校におけるクラブ活動の教育的意義
2018年4月 校長 森田 勉
本校の教育目標は、「確かな学力と豊かな人格に支えられた人間力の育成」である。そして、この教育目標の実現に向けて、すべての教育活動を通してとりわけ生徒の主体性に目を向け、それを引き出し伸長させることを意識しながら人間力を獲得させていくことを重視している。
それは言い換えれば、自分で主体的に学び、考え、判断して、仲間とともに創造して行動していく力、すなわち、未来社会で欠かせない知性的行動(後述)ができる力を獲得できるように指導し、人間的に成長させていくことである。これは、まさに本校のSDGプロフェッショナルポリシーの実践でもある。
価値観が多様化し先行きの不透明な現代、あるいはAIなどの技術革新により、今までの知識や経験だけでは解決できないような問題に多々出会うであろう未来社会の中で、問題解決を具現化できる能力を持つことは大切なことである。
ある一つの未解決な問題にぶつかったとき、それを解決しようとして自分で意識し、あるいは仲間とともに、目標を立てて、そして行動によって経験してきたいろいろなものを組織づけ、理論立ててそれを解決していくという働き、さらに、取り組んでいる事項の中に潜む問題を予知し発見していく創造的な働きができる人物や集団に、生徒を育てていくことが、これからますます重要になってくる。
本校の教育のあらゆる場を通して、こういう力を発揮できる人物に育てることが、本校の教育目標を実現することにもなるし、またそれが私たち教職員の務めでもある。
生徒が、ある判断のもとに行動する際には、教科教育を通して得られた正しい知識やアクティブラーニングなどによる発信したり対話したりする経験が必要である。しかし、知識や断片的な経験があれば行動できるというと必ずしもそうではない。知性的行動ができるようになるには、それなりの訓練が欠かせない。その訓練に適しているのがクラブ活動である。それは、生徒個々の「やりたい」「もっと成長したい」「うまくなりたい」「極めていきたい」という向上的な意欲要求がその基盤に強くあるからである。
生徒の向上的意欲・要求に目を向け、それをさらに適正かつ健全なクラブ活動を通して高めることは、教科教育にも好影響を及ぼし、相乗的に生徒の伸長を促すことになるはずである。
【知性的行動の経験】
クラブ活動は単なる「遊び」とか「楽しみ」であると軽く見られがちであるがそうではない。クラブ活動の楽しみとは、それが知性的行動であって、それを積み重ねて、ある目標に向かっていって、そこでその目標を達成することにある。知性的なプロセスを経て達成される喜びは、大きな喜びとなり、その人やその集団の自信となり、次への発展へとつながる大きな土台になる。
その知性的なプロセスとは、例えば私たちが野球をするときに、はじめはキャッチボールをやっていれば、何とかうまくなるだろうと考える。そして、もっとうまくなりたい、勝ちたいという要求が生まれ、クラブに入る。そこで勝つための理論を知性的に考え、次に理論を生かす技術を考え、練習してまた理論を考える。それを練習によってくり返し反省し吟味して再組織していって、その目標を達成するというやり方である。このやり方が、まさに人間の行う知性的な行動の過程と同じである。
クラブ活動には、「遊技性」や「ゲーム性」ももちろんあるが、しかしそれだけでなく、体育系では「競争性」ないしは「闘争性」があり、文化系では「芸術性」ないしは「科学性」があるところに大きな特徴がある。
それはその技術があって、技術が向上していく中に興味があり、それを追求していくという点である。そして技術を向上させて「上達する」感覚を獲得できる。
その技術の追求は、生徒まかせであれば限界がある。そこで指導が必要になる。指導によって技術の向上が合理的、科学的となり、つまり知性的となる。そして、目標が達成される。このことは、いたずらに練習量や練習時間を増やすことを意味していない。指導者の指導方法に合理性・効率性が求められている意味がここにある。
クラブ活動は単なる知識や考えの範囲にとどまらず、実際にその知性的行動を直接経験できるところに、一つの大きな教育的意義がある。
【個と集団の関わりの経験】
知性的なプロセスつまり科学的、合理的プロセスを踏めばそれだけで良いというものでもない。それを実際に行うのは、生身の生徒たちであり、個人の「頑張り」とか、お互いの「信頼の絆」等は、必ずしも科学的、合理的な理屈だけでは説明のつかない部分もあるからである。
ある目標を決めた、いろいろな仲間が協力し合って、コミュニケーションを図り対話をしていく中で、ときには主張がぶつかり合うことに折り合いをつけることを経て、人間的にも情緒的にも成長していく。
またクラブ活動は、教室での学習とは違った側面を持つ。とくに学年を越えた生徒同士の交流、協力、協働の場であり、そしてそのことを日常的に追求できる場である。そういう集団活動の中でこそ、お互いを見つめ合い、自分を見つめ直すことができるわけで、そのことが個としても集団としても自主的で規律ある精神を育てることになる。
先に述べた「遊技性」、「技術性」や「闘争性」は、集団の中で発揮していく以上、勝手気ままに追求していくことは許されない。それらを、人間性によってコントロールしたり、ルールやフェアな精神で律したりすることが必要になる。未来社会を担う人材に欠かせない資質である。そのことを高校生の段階で、指導者(顧問やコーチ)の適切な指導によって獲得することが大切である。
個人の目標と集団の目標との矛盾や葛藤の解決、自己評価と社会評価のすり合わせ、そして自分の頑張りが仲間に認められ、かつまた仲間のために頑張れるといった体験を通しての相互信頼の喜び、チームワーク、そして協働的クラブ運営等々、ただ頭の中で理解しているだけでは決して得られない社会性を直接経験できる。
ここにクラブ活動のもう一つの大きな教育的意義がある。
これら二つの教育的意義を持つクラブ活動を、本校は教科活動と並ぶ重要な学校教育の一つとして位置づけている。
【引用・参考文献】
『闘争の倫理』大西鐵之祐著(鉄筆文庫)、『考え方の教室』齋藤孝著(岩波新書)他
先日の新入生登校日で、新入生の皆さんに入学宣誓式の指定座席の券をお配りしましたが、その中に一部、新入生の「組」の誤った物が混じっていた可能性が出てきました。
申し訳ありませんが、「科」「組」「出席番号」をお確かめのうえ、以下の一覧でお子様の座席の「列」と「№」をご確認ください。
3月4日(日)に行われた新入生制服採寸で、幼児用のフードが残さ
れていました。
全体はピンク色で白い耳がついています。星形の飾りがついた髪ゴム
が結ばれています。
お心当たりの方は、本校事務室までお問い合わせください。
本校事務室
3月5日(月)オリンパスホール八王子にて、第70回卒業証書授与式が行われました。厳かな中にも、卒業生たちの高ぶりや保護者の皆様の温かな思いの溢れる式になったと思います。
ありがとうございました。
時々は昭和第一学園を思いだし、尋ねてきてくれると、私たちはそれ以上の幸せはありません。
彼らが進んでいく道を、明るい光が照らしてくれることをお祈りいたします。
写真 ぞくぞくと集まる卒業生と保護者の皆様
写真 サブホワイエの記念写真スポット
写真 吹奏楽部の演奏で入場開始
写真 クラス毎に入場する卒業生たち
写真 開式
写真 各クラスの担任が氏名を読み上げる
写真2650 読み上げBGMはピアノの演奏
写真 生徒たちは順々に立ち上がる
写真 卒業証書はクラスの代表に
写真 PTAから卒業生へ記念品
写真 在校生から先輩へ送別の辞
写真 涙ながらの謝辞
悲喜こもごもバレンタインの翌日、本校では生徒を対象にドローン体験会を行いました。
参加した生徒は、手伝いの電気研究部や自動車研究部の生徒も含めて18人。先生たちも7人集まりました。
会場は、工学科第一実習棟。普段は機械工作などの授業をする広い教場です。
ドローンのコントローラーはゲームでおなじみの形をしていたので、その点では生徒たちに抵抗はなかったようですが、実際に飛ばしてみるとそうはいきません。3台のドローンがあっちにフラフラこっちにフラフラ。
それでも、上手に着地させたり友達にアドバイスしたりして、生徒も先生も大いに楽しむことができました。
あっという間に予定の1時間が過ぎて、体験会は終了。第2回を期待して、生徒たちは解散していきました。
会場は工学科の第一実習棟
ドローンについて社会的な視点も踏まえて説明
いよいよテイクオフ!
こんな失敗もご愛敬ということで
だいぶコントロールに慣れてきました